« ホリエモンと同じ気持ちの「初公判」 | トップページ | 控訴趣意書の答弁書と準備書面と固い床 »

2006年9月12日 (火)

JFKと私と医療

 9月は私の誕生月です。私が誕生した日から80日目にジョン・フィッツジェラルド・ケネディは暗殺されました。なぜ、我々の世代にも人気があるのか。その理由のひとつは、残された言葉が印象的だったから。 

 私は、自分が診療に疲れたり自信がなくなったりしたときに、引っ張りだす彼の言葉があります。以下の文章の「われわれ」を「私」、「国家」を「医学・医療」、「政権」を「診療」に置き換えて自分を見つめ直そうと思います。

 女子医大幹部や検察官もそれぞれに適応する言葉に置き換えて省みて欲しいと思います。

 「多くを与えられている者には多くが要求される。そしていつ日か、歴史という高貴な裁きの場で、われわれが国家に対するつかの間の奉仕においてどれだけの責任を果たしたかが問われることになるだろう。その時、四つの疑問に対しわれわれがどう答えるかで審判が下されるだろう。

 第一に、われわれには真の勇気があったか。その勇気とは敵に対するものでなく、必要とあれば仲間に対しても立ち向かうことのできる勇気であり、公のプレッシャーだけはなく、私的な欲望にも立ち向かえる勇気である。

 第二に、われわれには真の判断力があったか。未来と過去を真正面から見つめ、自らの過ちを認め、自分たちの知識の限界を知り、それを認める英知があったか。

 第三に、われわれには真の尊厳があったか。自らの信念を貫き通し、人々の信頼を裏切らなかったか。政治的野望や金銭的欲求のために神聖なる任務を汚さなかったか。

 最後に、われわれは真に国家に貢献したか。名誉を特定の人間やグループに妥協せず、個人的恩義や目的のために道を曲げず、ただひたすら公共のため、国家のために身を捧げたか。

 勇気、判断力、尊厳、そして献身・・・これら四つの要素が私の政権の活動の基準となるであろう。」

「ケネディからの伝言」落合信彦著より

|

« ホリエモンと同じ気持ちの「初公判」 | トップページ | 控訴趣意書の答弁書と準備書面と固い床 »

「自己紹介」カテゴリの記事

コメント

いつも先生のブログを拝読しています。
以前、m3.comの掲示板で「身近に報道被害者がいる」と書いた、「勤務医」です。
冤罪、報道被害と名誉毀損、本人訴訟という点で知人と重なることと、
また、昨今の警察による医療への介入を見ていると、
「明日はわが身か」という思いもあり、
到底他人事とは思えません。

筆舌に尽くせない思いをされていることとお察し致しますが、
その道の権威と、マスコミを相手に屈さない先生は、ご立派です。

応援の声を上げることしかできませんが、
きっと心の中で先生を応援している医者は
大勢いると思います。

投稿: 勤務医 | 2006年9月17日 (日) 13時07分

勤務医先生コメント有難うございました。
ブログ6月2日 はじめてのブログhttp://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_2f8b.htmlでも書きましたが、私の父は全国紙の記者でした。叔父にもNKHに勤務していた方もいて、友人や後輩にも朝日新聞、共同通信、NHK, TBSに勤務している人がいることもあり、学生の時からある程度「マスコミ」の問題点については、感心をもって読書や情報を集めていました。マスコミは第4の権力と表現されますが、わたしは、「スーバー・リヴァイアサン」と名付けています。他の3つの権力と同じディメンジョンでは語れない存在だと思います。マスコミを総体として論じようなどとは思っていませんが、ひとつひとつの誤った報道に対してその非を認めようとしないので、裁判で客観的にその誤りを示せればよいと思っています。
コメントを書いていただくと応援してくだっている皆様存在を実感し、大変嬉しくまた励みになります。今後も宜しくお願いもうしあげます。

投稿: 紫色の顔の友達を助けたい | 2006年9月17日 (日) 14時29分

検察の、専門家の意見を軽視するという問題は、検察ファッショともいえる状態だと思います。大野病院などのような、原因が明快単純な場合、途端に多くの専門家から非難の声が上がりましたが、先生の場合は事が複雑でよく分からなかったようです。それよりも、カルテ改ざんなどという大それた事は主任教授が関知しない事はあり得ないと言うことは、医局というものを知っているものは明らかなのですが、検察は独自の判断で主任教授をおとがめなしにしています。

投稿: 0314 | 2006年9月18日 (月) 19時05分

カルテ改竄は、瀬尾講師の独自の判断で行われています。主任教授は教授退官パーティの準備で現場にいませんでした。改善が行われた後の対応の評価は別として、改竄を主任教授の意向により行ったという事実はありません。「大それた事は主任教授が関知しない事はあり得ないと言うことは、医局というものを知っているものは明らかなのです」というのは通常の医局に所属している方の感覚だと思いますが、同医師は、それ以前にも教授に隠して、退院した患者の「置き忘れたガーゼ」を血腫として手術でとりにいったりということがされていました。なお、当時の主任教授と私が告発している現主任教授とは別の人物です。

投稿: 紫色の顔の友達を助けたい | 2006年9月19日 (火) 13時29分

>カルテ改竄は、瀬尾講師の独自の判断で行われています

そうなんですか。すごいびっくりしました。私の認識が不十分だったようです。そういうことがあるのですね。
その講師の方に関しては、ムンテラ(最近はICと言っていますが)のときに、脚を机にかけたり、家族の言葉が意に沿わなければ、ボールペンを投げつけたりと、ひどい態度であったという噂を聞いたことがあります。また、当該の手術に関して、謝礼が○○○円動いたとか、いろんな噂を聞きました。それが家族に悪感情をいだかせたと。
私の書き込みが、長い間公開するのに耐えない内容と判断されたら、じきに削除して下さっても結構です。

投稿: 0314 | 2006年9月19日 (火) 23時31分

コメント有難うございました。
ボールペンの話は本当のようです。術前から両者の関係が悪くなったということはカルテにも記載があります。
少なくとも私が知っている範囲では、本件の術前にお金がどうこうという話はなかったと思います。その後のことはいろいろな噂が流れていますが、責任をもってこうだと私が言えるようなものはありません。

投稿: 紫色の顔の友達を助けたい | 2006年9月20日 (水) 11時31分

私もその噂を聞いたことがあります。
本当だったんですね。

投稿: やまちゃん | 2006年9月27日 (水) 12時39分

S講師を弁護する気はありませんが、最初は通常に話しをしていたところ、S講師が、「心臓の中を開けて手術するのに、そのまま心臓を切ると何が中に入っているかわかりますが。」という質問をして、心臓をそのまま切るとと血液で中が見えないため、無血視野を得るために人工心肺を使用するとうような問答形式で話しをもっていこうとしたところ、「私に質問するのか。」というような返事を家族がしたのをきっかけに言い争いになっていったようです。最終的にペンを投げつけたという話しのようです。

投稿: 紫色の顔の友達を助けたい | 2006年9月27日 (水) 12時48分

先日長崎市で行われた日本心臓血管麻酔学会で、黒澤博身教授は講演され、その中で、東京女子医科大学での医療事故(瀬尾医師執刀の件)に触れ、原因は、術者の予測よりも、VSDがかなり見えにくい位置にあり、小切開法ではかなりやりにくい位置にあったので、術前からの小切開法の適応に問題があったと言っていました。

投稿: 麻酔科医 | 2006年10月13日 (金) 15時04分

 患者さんの診断は、ASD,PSです。胸骨部分切開(第2肋間)にもかかわらず、必要もないSVCの直接カニュレーションをしたことが、上半身のみの鬱血につながったと判断しています。しかも脱血不良時に両方の脱血管を閉塞して吸引回しをするときに、SVCはトータルバイパスにしたままだった。これが脳障害の原因になっています。胸骨部分切開でもVSDならそんなに視野展開に関係ないと思います。実際は、PSの解除を肺動脈の形成術とめちゃくちゃな弁形成をしたことも多少関係があると思います。
 黒澤教授は知っていることも知らないこともさもよく知っているように話をしますが、慣れていないと聴衆は皆それが真実だと感じてしまうことがあります。気をつけてください。私も入局当時は憧れましたが、実力のある先輩は、「黒ちゃんは、狸やで。」といっていたことをこの事件ではっきり認識しました。

投稿: 紫色の顔の友達を助けたい | 2006年10月14日 (土) 14時58分

小切開法でPS解除と肺動脈弁形成をするために、患者さまに無理がかかったということのようですね。であれば、小切開法の適応と弁形成を行った術者の責任は免れませんね。

投稿: 麻酔科医 | 2006年10月16日 (月) 12時59分

胸骨部分切開でSVCに直接カニュレーションしたため、奇静脈の方向にカテ先がいっていたため、慢性的に上大静脈からの灌流が悪かっただと思います。しかもこのカニューレを皮膚に固定したため、肺動脈の奥を操作したり、三尖弁逆流試験をしようとしたりして、心臓を牽引しさらに悪くしたのです。ここでは専門的すぎるので、書きませんが肺動脈弁の形成も今まで見たことも聞いたこともない方法でした。
 ところが、裁判所の仕事は、誰に責任があったかを見つける仕事ではありません。検察官の作文である、「起訴状」の内容が合理的に受け入れられるものかどうかです。当然、科学的に誤っているので、無罪となりました。
 検察は正義のために、誰に責任があるかという真相を明らかにしようなどということはしないのです。

投稿: 紫色の顔の友達を助けたい | 2006年10月16日 (月) 21時26分

 先生の名誉回復するための努力と、先生に責任を押し付けて、ケリを付けようとする卑劣な現主任教授には憤りを感じております。 ところで、危険運転致傷を犯した男が、知人の偽証で罪を擦り付けた事件がありましたが、偽証であることが露見して、結局この男たちは、逮捕、起訴されました。しかし、偽証により、不当逮捕された男性は、10ヶ月の間、無実を叫び続けながら拘留され、仕事も失い、生活が滅茶苦茶に破壊されてしまいました。この男性は、当然の事ながら、偽証をした男に対して、損害賠償請求訴訟を行い、同時に、国賠の請求もしているようです。
 先生の無実が明らかにされるためにも、是非S講師に対して、損害賠償請求訴訟を、また、K教授や、検察・警察に対しても賠償請求をしていただいて、完全な名誉の回復をしていただきたいと切に願っております。

投稿: 元心臓外科医part1Ⅱ | 2006年11月 7日 (火) 17時26分

元心臓外科医part1 II先生。コメント有難うございました。投稿元を確認したところ、私も一回お話してみたいなと思っていた方だったので驚きです。著書やHPは読んでいます。一回だけ東京地裁で姿を見かけたことがあります。お時間がありましたら私の本人訴訟期日を傍聴してださい。
 S講師に対しては損害賠償したとしても敗訴する可能性が高いと思います。彼は充分社会的制裁を受けているので・・・。
 逮捕勾留起訴控訴したのは、警察・検察です。国賠は労力の割には、権力側に有利か甘い判決が出やすいような印象です。エネルギーに余裕があるならやれるかもしれません。
 女子医大やK教授については公開質問状に対する回答が保留になっているので、その動向によって考えます。
追伸:裁判に詳しい人でもよく変換違いがありますが、コメント中の「拘留」は「犯罪者を一日以上30日以内拘置所に留め置くこと」なので、10ヶ月であれば「勾留」が正しい用語です。

投稿: 紫色の顔の友達を助けたい | 2006年11月 7日 (火) 18時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/87351/3404817

この記事へのトラックバック一覧です: JFKと私と医療:

» endocrinopatia [endocrinopatia]
exilles elenco di voci sulla teoria dei numeri dialetti della lingua tedesca fat... [続きを読む]

受信: 2006年9月19日 (火) 02時50分

« ホリエモンと同じ気持ちの「初公判」 | トップページ | 控訴趣意書の答弁書と準備書面と固い床 »