控訴趣意書の答弁書と準備書面と固い床
現在、控訴趣意書に対する答弁書を作成しています。勿論、刑事事件は弁護士さんがいないとできませんので、何回も会議やメールでの連絡をやり合っています。
これと同時に、民事訴訟の本人訴訟のフジテレビ、小学館、NHKに対しては、三週間で三つの「準備書面」を作成しなくてはなりません。準備書面とは、裁判で陳述する内容を書類にしたものです。なれない仕事の上、事務的仕事も結構多いので睡眠を削ってやるしかないので頑張っています。本業が終わった後に書いていますが、どうしても明日までに仕上げない書類の作成中に眠くなったら、医局の固い床のカーペットの上に寝ています。寝心地が悪いと直ぐに起きることができるからです。締め切りの近い学会の抄録や依頼原稿、学位論文もこの方法でやっていました。「眠らない」ためには、「眠りにくいところで寝る」ことが仕事を仕上げるのにはよいと思っています。
民事のことをブログに書いても反応する人も少なく傍聴者も少ないですが、念のため一番下に予定を書いておきます。
今週NHKの準備書面の作成にメドがついたら、「東京拘置所と麻原」か「松本サリン事件の担当警察官」についてでも書こうと思っています。
2006年9月27日 フジテレビジョン16時 東京地裁 民事第6部(弁論準備期日)
2006年10月3日 小学館 16時10分 東京地裁 611号法廷
2006年10月11日 日本放送協会13時10分 東京地裁 626号法廷
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コメント
はじめまして。
まず体を大切にしてください、です。
私も、急性期関係ではないですが、状況によりどこの床ででも寝ることは出来ます、医師として仕事をしている状況ならば、ですが。
しかし私に先生のように、拘置所で強固な意志を持てるかというと、とても出来ないことと思います。仮想民事、刑事と考えて医療をすることが多くなりました。本当にenergyの無駄遣いです。
大野事件、慈恵医大事件と先生の事は異なる次元のことですが、昨今の事例、判例にうんざりすることが多いです。しかし、医師としての矜持は失うことがないように自戒です。
投稿: 四半世紀勤務医 | 2006年9月28日 (木) 00時12分
四半世紀勤務医先生コメント有難うございました。
医師としての仕事だけに専念できていたことが、どんなに幸せなことだったか・・・。と思うこともありますが、現状の自分には、社会的役割として別のことも行えるのではないかと思っています。
拘置所で自分を支えていたのは、女子医大と警察、検察に対する怒りです。監視カメラで24時間管理されている中、鉄格子越しにみた牢獄の上に光る月に、闘いにくじけないことを誓いました。亡くなった患者さんも本当の死亡原因を隠されたままでは、報われないでしょう。そして、家族や親友達特に弁護団の一人である高校のクラスメート、先輩、後輩等が常に助けてくれたことに改めて感謝したいと思います。
投稿: 紫色の顔の友達を助けたい | 2006年9月28日 (木) 09時18分
s先生
変なコメントが入っています。注意を
投稿: oosaka | 2006年9月29日 (金) 19時15分
oosaka先生お知らせありがとうございました。このところの多忙もあり、ブログの管理が不充分でした。来週以降は少し余裕が出るはずなので、ブログも充実するよう頑張ります。
投稿: 紫色の顔の友達を助けたい | 2006年9月30日 (土) 01時13分