「フライデー」名誉毀損事件 弁論終結
「オウム真理教」関係のブログを書こうと思っていましたが、なかなかブログに時間を割くことができないでいます。
このブログでは、「本人訴訟」のカテゴリーで、NHK、フジテレビ、小学館相手の本人訴訟による民事事件について書いていますが、それ以外にも本職の弁護士さんにお願いして提訴している事件があります。今のところ、全部で10ありますが、民事訴訟判決第一弾として講談社「フライデー」の掲載記事に対する名誉毀損事件(訴訟名は損害賠償請求事件)の弁論が終結となりました。判決を残すのみです。おそらく勝訴します。
被告 講談社
2006年11月17日午前10時 631号法廷 東京地裁民事第15部 判決言渡
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コメント
いよいよ名誉毀損訴訟判決第一弾ですね。
ここにくるまで、どんな思いをされたことでしょう・・・
一審とは言え、刑事裁判で冤罪であることが認められている上、
講談社のゴミ記事が「事実であると認識するに足りる理由」など挙証できるはずがありませんから、
先生は勝訴されると、私も思います。
マスコミ相手の名誉毀損訴訟は、ひとつこちらが勝訴すると、次々同様の判決が出てくるし、
ある程度出てくると、後に続くマスコミ各社は諦めて和解を申し入れてくるのでは?などと密かに期待しています。
また、知人のケースの話で恐縮ですが、
原告側の勝訴が続くと、被告側は「原告の名誉は複数の裁判によって既に回復されている」などと言ってきましたが、
「各メディア毎に視聴者層が違うのであるから、個々の事例毎に名誉は回復されるべきである」という判決が出ていました。
身近に報道被害者がいることに加え、
自分自身も民事裁判を経験しておりますので、
「嫌な目にあったこと」に関して詳述しなくてはならない準備書面作成作業の苦渋、お察しします。
さらに学位取得前の、日常業務が終わってからの体力勝負の大変さまで、先生は背負っていらっしゃるのですね・・・
先生のブログに立ち寄って、メッセージを発信することしかできませんが、
一連の裁判の結末を、見守っています。
どうか身体を壊されませんよう。
投稿: 勤務医 | 2006年10月 1日 (日) 06時25分
勤務医先生コメント有難うございました。報道被害や名誉毀損裁判について大変よくご存じなのは、やはり身近に報道被害者がいらっしゃることやの民事裁判の実体験があるからこそだと思います。「『嫌な目にあったこと』に関して詳述しなくてはならない準備書面作成作業の苦渋、お察しします。」というお言葉は、経験者でなければ、そう簡単には理解できないと思います。
日本の名誉毀損裁判史は、三浦和義氏と私の担当弁護士でもあるK先生を抜きには語れません。二人の著書をはじめとしてこの3年特にこの1年間は専門書籍や判例集等で少しずつ勉強してきました。刑事事件の苦渋を思えば、原告側としての苦労は時間の制約や睡眠時間との闘い程度で、さほど苦になりませんので、頑張っています。これからも応援お願いいたします。
投稿: 紫色の顔の友達を助けたい | 2006年10月 1日 (日) 11時02分