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2007年2月 1日 (木)

大野病院事件の傍聴メモができたのも「先生」のおかげ      カウントダウン7

1.   弁護団を助けたい

 ブログのサブタイトルをはじめとして、検察をこれだけ批判してきた私のブログにモトケンさんからエールをいただきました。1月30日のブログのコメントからの抜粋です。

 「審理が始まった以上、ターゲットにすべきは検察官ではなく裁判官です。
 そして裁判官を説得すべき、そして説得できる立場にあるのは弁護団です。
 となると支援の対象とすべきは弁護団ということになります。」

2.   名実ともに・・・

 今日の朝日新聞 夕刊一面より

反権力の精神 息子らに

ニッポン人脈記 弁護士の魂⑦ 

 

 「権力にあらがう人々の弁護に生涯をかけた森川金寿が昨年10月、93歳で逝った。・・・・

 森川が人権活動にのめり込むのは、戦後47年に自由人権協会の初代事務局長になったことが大きい。60年後の今、代表理事の1人が弘中惇一郎(61)。ロス疑惑の被告を弁護し、保険金殺人を無罪に。薬害エイズでも元帝京大副学長に一審無罪をもたらした。

 これらの事件で弘中の右腕になった喜田村洋一(56)89年、最高裁大法廷に法廷メモの自由を認めさせ(所謂レペタ裁判 注 佐藤)、05年にも「在外選挙権の制限は違憲」の判決をださせた。自由人権協会では理事。

 その喜田村の好きなクイズ。

「憲法に一つだけ書かれた民間の職業はなんだ?」。答えは「弁護士」。刑罰などの国家権力の行使から、ときには世論の風向きと対立しても、個人を守る。それを憲法が認めているのは市民全体の自由のためだと喜田村は思う。」

3.   伴に闘う

 リヴァイアサンは、医師一人を口からはいた炎で消し去ることなど朝飯前である。個人が権力と闘うためには弁護士さんが絶対必要である。実感している。

 刑事事件も民事事件も一緒に闘わせていただいている。

 前々回のブログで「私の弁護団は二人だが、不足していると感じたことはない。」と書いた。一人は青春期に机を並べて学んだ仲だ。一人はこの記事でわかるだろう。私にとっては最強のコンビだ。

カウントダウン7

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コメント

支援の対象とすべきは弁護団ということであれば、今我々にできる加藤先生への最も有効な支援は、弁護士費用も含めた資金面での援助かと思います。さっそく加藤先生を支援する会に寄付をしてこようと思います。

投稿: 産婦人科開業医 | 2007年2月 5日 (月) 14時27分

 加藤先生の弁護団は8人です。私と知り合った弁護士さんは二人とも東京の弁護士さんでした。
 会議や公判などを福島でやるとなると、裁判費用自体もかかると思いますが、弁護士さんの旅費、滞在費、食事代、資料や証拠の謄写代(これは結構高額です)、郵便等の通信費、会議の場所代・・・。
 被告人になっても、原告になっても裁判というものにはお金がかかります。
 お金のこともさることながら、我々が、医師として科学者として協力することを考えています。m3com.で、私も参加して多少議論しましたが、まとまった意見とはなっていません。

投稿: 紫色の顔の友達を助けたい | 2007年2月 5日 (月) 14時49分

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