「診療研究」(東京保険医協会)2009年5月号:被告人の視点からみた医療司法問題の実際
被告人の視点からみた医療司法問題の実際「診療研究」(東京保険医協会)2009年5月号
に依頼原稿を執筆いたしました。以下のような目次になっています。
はじめに
1.司法警察(員)-フィードバックされない現場刑事の捜査
・任意捜査に先行した内部報告書のメディア暴露
・フィードバックされない現場刑事の捜査と自白の強要-逮捕
2.検察捜査-勉強不足の取調検察官
・警察官よりも医科学知識に劣る検察官
・ローンを抱える私立医大勤務医の保釈金2000万円:算定根拠は
3.公判検事(地検)-科学的事実の証拠隠し
・フィルター調書なし、取説なし。重要人物の調書なし。
・「3学会報告書」の不同意-検察官の知的誠実性の欠如
・破れかぶれの訴因変更
4.地方裁判所-分離裁判の弊害
・検証実験計画に7ヶ月-理科系職員の不存在
・業務上過失致死罪と証拠隠滅罪
・分離裁判と矛盾した判決-「とりわけ上大静脈」の脱血不良の言及なし
5.控訴した検事と公判検事(高裁)
・証拠提出期限を約束違反:裁判の長期化
・控訴審非専門家“新証人“は一審と同じ証人とその部下
「公務員」検事のモチベーション
6.高等裁判長の退官と新裁判長の充実
・遅々とした裁判進行と定年退官
・「患者家族の願い」と「最終弁論の検察批判」に答えた高裁裁判長
おわりに
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