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2009年4月11日 (土)

無罪確定に対する司法記者クラブへのコメント

東京女子医大の院内事故調査報告書は、現在、作成者の東間紘元病院長自身も「科学的でない」「結論に根拠はない」と認めるものです。*この報告書の誤りを指摘しようとした私に対して、黒澤博身元主任教授が行ったパワーハラスメントは、「白い巨塔」を超えるものでした。**

 東京女子医大が早期にこの報告書の誤りを認めていれば、遺族も、私も、長期に渡り苦しむことはなかったはずです。どれほど遅くとも、学界の衆知を集めた3学会報告書***が発表された2003年5月には誤りを認めるべきでした。東京女子医大の報告書に、遺族も検察もメディアも国民も騙されたといっても過言ではありません。

 この事件は、東京女子医大が、自らの事故調査報告書が杜撰なものであったことを認め、東間、黒澤両元教授と共に、遺族と私、そして国民に謝罪しない限り、終わることはありません。

*http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-fe25.html

** http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/cat6216890/index.html

http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/files/200807.pdf

*** http://www.jsao.org/tools/file/download.cgi/69/vavd_report.pdf

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コメント

無罪確定おめでとうございます。真実が勝ったのは本当にうれしいです。
冤罪でこれまで苦労されたことを思うと、涙が出てきます。

ただ、ここまで真実が明らかになったのに、遺族のコメントは大変残念なものでした。
個人的には事故調に医療事故被害者の代表なるものが入るのは大変危険と感じましたね。
大野病院事件でも感じましたが、被害者とか被害者団体関連者は絶対に絶対に第三者に成り得ないですね。
先に結論ありきの単なる魔女狩り法廷になりさがってしまいます。

と、同時に自己保身に走る病院上層部のパワハラには恐ろしいものがあると感じました。
大野病院でも女子医大でも病院上層部のいい加減な報告書が、警察の介入の発端になりました。
トカゲのしっぽ切りにあった現場労働者はたまったものではありません。ふつうはそんな病院(主に大学や国公立系ですよね)
からは医師がどんどん脱出するのですが、女子医大はそんな話を聞かないのでよほど権威が強いんでしょうね。

個人的には、今多くのまともな民間病院で広がっている院内ADRが機能するのが患者にとっても医師にとっても1番の理想と思います。
それがこじれたとき、当該分野の臨床経験のある専門家が第三者となって検証が行われるのが次の理想ですね。
国や医師会に任せてわけのわからない事故調がでてくるとろくなことにならない気がします。

先生が本でも出版されたら必ず買います。学生さんやレジデントへのミニレクチャーでも使いますよ。
映画化だって不可能じゃないかもしれませんよ。白い巨塔よりひどいんですから。
冤罪で失ったものを取り戻して行けるよう応援しております。

投稿: ないかい | 2009年4月11日 (土) 04時58分

無罪判決を一年も立って知りました。 申し訳ありませんでした。
涙で時折読めなくなるのをこらえて読ませていただきました。

東京女子医大心研を13年間医薬品業者として担当させていただいた一人の人間として本当に嬉しかったです。
本当におめでとうございました。

先生が不当拘留された時、心研の心ある先生方の支援に向けた迅速な動きを今でも鮮明に覚えています。
失った月日やいろいろな物は戻りませんが、それ以上にお金や物に替えられない友人や財産を得られたのでは
ないでしょうか。

判決からもう一年経たれて少し落ち着かれたでしょうか。
これからも先生の力で子供たちを助けていってください。


本当にお疲れ様でした。

投稿: 一ファン | 2010年5月15日 (土) 19時04分

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